クリア時間：約32時間
取り急ぎストーリーのみクリア。クリア後もまだまだやれることはありますし、ボードもそこそこ残ってます。サブクエは結構プレイしたつもりでしたが、抜けがあったのかクリア後に攻略サイトを見たらキャラが1人加えられてないみたいですね。ずっと装備出来ない武器があったのでいつ仲間になるかと思ってたらクリアしちゃってました（笑）
【良かった点】
・クラスエンブレムや装備のクリスタル、スキルの組み合わせが面白い
序盤こそバフデバフを駆使して「雑魚敵もなんとか勝ててるなぁ」と爽快感はなかったものの、バフデバフのスキルが揃って攻撃系のスキルやパッシブスキル、装備のクリスタルを上手く組み合わせてダメージが出る様になってきたり、敵のダメージが抑えられる様になってくると非常に面白くなってくる。
レベル上げがなかったり、装備やスキルが揃ってない序盤だと難易度が高いと感じがち。
最大ダメージとかを考えるよりもキッチリバフデバフが盛れる組み合わせとTP回復手段などをしっかり押さえておけば基本的には勝てる。
（とはいえ、スカイアーマーでのボス戦は戦い方をミスるとリカバリー出来ずにゲームオーバーになったり、大量の雑魚戦では危ない場面もいくつかありましたが）
・オーバードライブゲージを意識してのバトルにより、単調になりづらく面白かった！
緑のゲージだとスキルの使用TPが半分になる。赤のオーバーヒートになるとTPが通常通りに戻り敵からの被ダメも増えるという側面から、「このターンで攻撃スキル使いたいけどゲージ調整のために補助スキルを使おう」などと、ただただ強いスキル使えばいいというわけではない。
併せてボスによっては通常のオーバードライブゲージ自体を少し弄ってくるボスもおり、下げ過ぎると赤のオーバーヒート状態になる戦闘もあったりと、ボス戦にもバリュエーション出ていて非常に面白かったです。
・テンポ良く展開が変わるストーリー
展開がポンポンと変わるため飽きないストーリー。
戦争と各キャラクターの背景、世界の謎に迫る内容の三本柱を上手く絡め合うことで展開の動きが早い。
加えてゲーム制作者が海外の人だからか、それとも自分の発想が貧困なのか「あーこんな風に展開するかなー」と想像していると「え、そんな展開になるの！？」と驚きの連続。かなり新鮮な気持ちでストーリーを楽しむことができました。
･寄り道要素
ポンポンと展開が変わるメインストーリーを進める傍らで、報酬ボードやユニークモンスター、クランメンバー集めやサブクエストなど気づけばメインストーリーを止めてしまうほどに寄り道したくなる。
報酬によってはレベルに相当するグリモワールの欠片が手に入るものもあったりと、むしろ必須とばかりにやる必要が出てくるものばかりです。
【悪かった点】
・序盤の装備関連のバランスの悪さ
ゲーム難易度の大半は装備品が主（特に序盤はスキルも少ないので）。その装備品が序盤が集まりづらく、戦闘の爽快感に欠ける。バフデバフ盛り盛りでなんとか。雑魚敵の一撃で半分とか持ってかれたりとかザラでバランスが悪かった。
→ただ、結果的にここで苦戦していたおかげでスカイアーマーを手に入れた時の爽快感に繋がります。戦闘だけでなくフィールド探索もスカイアーマーで一変するので、そこまでプレイすると印象がガラッと変わります。
・装備品のグレードアップとクリスタルの付け替えの仕様
序盤を過ぎるとドンドンと強い装備が手に入り普通に進めること自体は出来るので序盤の戦いにくさは解消されます。
ただ今度は、新しい装備が手に入る度にグレードアップとクリスタルの付け替えが発生して面倒。
どちらも鍛治が出来るところでしか出来ないため、メインストーリーを進めているうちに新しい装備が手に入っても手に余る。
強化を無視してもステータスアップとして新しい装備に付け替えるか、新しい装備に拘らずに今つけているクリスタルの効果を有効に使うのを重視してそのままの装備で行くかを決める。新しい装備を手に入れること自体が結構ストレスに感じてました。
→正直強化はなしで、クリスタルもメニュー画面から付け替え可能くらいにしてくれれば煩わしいことなく好きな装備にクリスタルの付け替えが楽しめたのに。装備も、例えば性能は高いけどクリスタルの付け替え穴が少ないとか、逆に性能は低いけどクリスタルの付け替え穴が異常に多いといった装備も作れば良かったのに。
【戦闘で心掛けていたこと】
8人パーティを組むのですが、交代要員はあくまで緊急的な補助要員でした。基本は下記の4人をメインとしており、ほぼほぼ戦闘中に交代もしませんでした。
交代自体と交代要員のスキルの組み合わせでオーバードライブゲージを調整できるものの、バフが交代要員に行かない＋速度重視ゲー。
加えて装備やクリスタルなども8人分しっかり用意するのが手間になるため交代要員までに速度アップの装備など用意する余裕が出来ず。
少なくともストーリークリア程度であれば4人分しっかり用意しておけば充分です。
例えば自分のパーティで1番速度が高いシエナと、装備やクリスタルをテキトーにしているキャラではバフ無しでも結構な差があります。
メインキャラには装備やクリスタル、クラスエンブレムで速度アップを付けています。
戦闘中は基本的に速度バフを切らさない様にしているため中途半端に交代すると、交代要員が一回行動して次に行動するまでがまぁ長い。「あれ？いる？？」と感じるくらい順番が回ってこないため交代しない方が戦闘に安定感がでます。
･グレン
敵の攻撃と守備を下げるデバフ持ち。必殺技も全体ダメ＋攻撃守備のデバフ付与のため、数が多めの雑魚戦の場合は初手必殺技でもOK。
あとは単体ダメはクロススラッシュ。全体ダメはクラスエンブレム戦士のパワースイング。クリスタルで「攻撃時にウェット付与」という状態異常付与のクリスタルを付けて攻撃→物理系属性ダメージを一個覚えさせとく形の物理アタッカーとして有用。
速度を上げるアクセサリーで素の速度を高めてました。
・ビクター
「英雄頌歌」で全ステータスを上げるバフと、そちらとは別枠で攻撃バフと防御バフの超絶バフ要員。「英雄頌歌」と他のバフは重複してかけられるのがキモ。
クラスエンブレムのクレリックから蘇生と全体回復スキルも覚えさせておいて、ほぼ補助と回復のみで運用。
装備クリスタルで速度を上げておく。
また必殺技が全体TP完全回復のため、長期戦ボス戦時の中盤ー終盤頃にTPを完全立て直すことが出来る。
・バトラス
闇と光の属性魔法アタッカー。一応物理スキルも覚えさせておいて、召喚増やしておいて途中で「エーテル召喚」で全体TP回復。
クラスエンブレムのクレリックで蘇生と全体回復スキルでビクターだけじゃ回復間に合わない時に備えておく。
必殺技は単体ダメ。グレンもビクターも必殺技を使う必要ないタイミングであればオーバードライブゲージ下げたいタイミングで発動させる。
・シエナ
クラスエンブレムの僧侶のスキル「スピードマスター」でとにかく全体速度バフは切らさないように。あとは余裕があれば会心率アップのバフ。どちらもビクターの「英雄頌歌」の全ステータスアップのバフとは被らずに重複する。
ダメ＋出血のスキルや「袈裟斬り」や「花の嵐」でダメは稼ぐものの速度バフがとにかく最重要。
「ハーブティー」のスキルよりもヴァンパイアでTP回復スキルの方が良かったかも。
また装備クリスタルで消費TP削減のスキルを付けておくことで「スピードマスター」の必要TPを少しでも下げておく。
以上ですね。1番のポイントはビクターの「英雄頌歌」が他バフと重ね掛け出来るところですね。これだけで安定感が抜群に変わります！
【まとめ】
細かい部分を言えば、文字が重なって読めなくなる部分があったり、クラスエンブレムを取得するのに聖水という専用アイテムがあったりという点も悪い点ではあります。ただ特筆するほどゲーム性の邪魔をしたり大きくストレスを感じるほどではなかったです。
（聖水もまぁ、報酬ボードとかマップのアイテムある程度集めてれば大体回収できるので）
細かい部分を凌駕するキャラクターのスキル構成の組み合わせと、テンポの良い展開の良さのメインストーリーと時間泥棒の寄り道要素で非常に楽しめました！
1番のポイントはやはりスキル構成の組み合わせのため、ブレイブリーデフォルトやオクトパストラベラーが好きな人なら楽しめるはず！
序盤は敵が固かったり被ダメがデカいと難易度が高く感じがちですが、スカイアーマーを取れた辺りででかなりゲームのイメージが変わってくるので是非ともそこまでプレイしてみてくれれば、絶対にハマります！
