【2つのゲームが入っている】
まず大前提として、FFTのリマスターである今作には『2本のゲーム』が入っています。
・エンハンスド版(フルボイス追加や遊びやすいよう調整)
・クラシック版(ほぼオリジナル版)
クラシック版が「できるだけ忠実に再現し」と書かれており、
新規プレイヤーはリマスターのエンハンスド版のプレイで問題ないです！
後述しますが、
FFTの面白さはそのままに、
それでもリメイクやリマスターにありがちな「
現行機で当時を再現したものをプレイできるようにしただけで優良
【FFTとは】
イヴァリースという国で起こる「獅子戦争」がどう始まり、
その過程で貴族や平民という差別や、宗教などなどが描かれています。
メインストーリーは基本的に主人公のラムザや登場人物の視点で描
酒場にいけば「噂話」で世の中の情勢を見ることもできますし、
少し難解な部分もありますが、メインストーリーだけ追って、
またストーリーとは別に育成部分も面白い部分があります。
例えば、
・近接職にオートポーションつけて、微妙なダメージは全部自動で回復して生存力を上げたり。
・二刀流をつけて片手武器を2種類装備できるようにして攻撃力を上げたり。
・MOVEアビリティに「テレポ」をつけてMAP上をワープできるようにしたり。
・状態異常無効化の装備に「メンテナンス」で装備品の破損・盗みを防いだり。
上記の写真は忍者に「格闘」のアビリティをつけて格闘忍者で、拳で2連撃する方式ですね！
コマンドアビリティ「基本技」の「ためる」を使えば攻撃力もアップするので、隅っこで「ためる」を何回か使えばボスもワンパンで倒せるくらいになります！
この組み合わせのためにジョブをガチャガチャつけかえて育成するのがFFTの面白いところです！
【エンハンスドの特徴】
細かくは公式HPを見て頂ければと思います。
一部抜粋して、プレイした感想としていくつか明記していきます。
・フルボイス化
モブも含めて全キャラ喋る。モノローグにもボイスがついている。
チャプター1でみんな大好きアルガス君の憎たらしい声も聴けます
またセリフにない部分もボイスが入っており、
・UIと操作性の向上
操作で一番大きいのが「移動のやり直し」
※クラシック版は一度移動したらやり直し不可。1手の移動ミスで壊滅する可能性あり。
UI関連は行動順が画面上で可視化されていたり、
・パーティ上限は50名に増加
クラシック版は16名まで。
・バトル高速化
ボタンを押しっぱなしの間はバトルを高速化にすることが可能。
クラシック版プレイ中も無意識に高速化ボタンを押してしまいます
・チャージ時間が短縮されてる(多分)
公式だと「様々なバランス調整_一部のアビリティ(チャージ、召喚魔法、真言、剛剣…etc)」とあってどのくらいかまでか書かれてませんが、かなり短くなってます。
個人的にはチャージ時間が長くて初めから味方側の戦力に換算してなかったのですが、敵召喚士とかの召喚魔法が想定より早く発動します(笑)
簡単に特徴を上げましたが、
【感想】
特徴で挙げた通りで、
新規プレイヤーにはFFTのストーリーを体験できるし、
一部不満点といいますか、まだクリアしただけで見つけられてないのかもしませんが、ベースとしているのはオリジナル版のため、PSP版であった追加キャラや追加ジョブはおそらく無いのではと思います。
PSP版の追加キャラはFF12とFFTA2からのゲストキャラ。販促用みたいなものですし、キャラが多くなっても出撃人数は5人なので育てるのは趣味になっちゃいますし、オリジナルのネームドキャラがレギュラーから外れてしまうため、追加キャラに関しては無くてもそこまで不満ではないです。
ただ追加ジョブに関しては出来れば欲しかった──どころか、PSP版よりもさらに追加ジョブとかあったらなぁ～とは思います。だってFFTの育成って楽しいんですもん。ジョブの追加で、また色々な育成論が出ても面白いなと思いますしね。
ただもしかしたらキャラもジョブも隠し要素として実は実装されていて、普通にクリアするだけでは見つけられてないだけという可能性もワンチャンある！……かもしれません。
(ただPSP版はリメイク。今作はオリジナル版のリマスターなので、そういった追加要素はないのが普通だと思いますが)
むしろリマスターというと「現行機に合わせてグラフィック調整しました」程度のものが多い中、今作はかなり力を入れている作品でした！
