RPG好きのゲームブログ

ゲーム。主にRPGのプレイ記を書いています

【ブックレビュー】ゲームばっかりしてなさい―12歳の息子を育ててくれたゲームたち―

著者

著者は浜村弘一さん。元ファミ通編集長。

書かれた背景

2007年発売。週刊ファミ通に連載していたコラム「浜村通信」からエピソードを編集。著者と息子でゲームをコミュニケーションツールとして過ごした日々が描かれています。
当時は「ゲーム脳」の報道があった際の話もあったりなどまだまだ「ゲームを子供にやらせて大丈夫なんですか?」な時代の中での親子が描かれています。

本の感想

・小学生目線でのゲームライフ

自分の小学生時代と似ているところもあれば似ていないところ含めて「へー」と思える部分が面白かったですね。連打をやるのにゲームボーイアドバンスSPではなく連打をしやすいゲームボーイアドバンスを使うらしい。当時の息子さんのクラスじゃ作品によってゲーム機の使い分けが常識だ。とのことで自分の小学生時代とはまた違った、知らない側面を見れるのも面白い。

逆にあるあるとしては、ファイアーエムブレムでキャラクターを死なせまくって先に進んでしまったり、序盤のジジイのマーカスをレベル10にあげてしまったりとか(笑)ここはファイアーエムブレム初心者あるあるですね!

 

・お気に入りのエピソード
ドラクエ5FF11での息子との思い出は結構楽しそうでいいなと感じました。
ドラクエ5で「お父さんに結婚式を見せてあげる!」と、お父さんが仕事の間は冒険を進めずに待っている息子さん。

FF11でオンラインRPGを息子さんと一緒にプレイするエピソードで、息子さんが本当に可愛らしくてほっこりしました。プレイした記念にFF11内でなんか買ってとせがまれているのも微笑ましかったです。

・自分と息子のゲームライフを考える
この本の購入当時は自分は子供どころか独身時代でした。ただ家族が出来たらこんな風にゲームできたら面白いだろうな~と感じました。

子供が出来て改めて読むと、再度『こんな風に子供とゲームに関わっていきたいな』と感じた本でした。子供との接し方について参考の一つにしようと思います。

思えば自分も小学生の多感な時期にドラクエ5MOTHER2、そしてmoonをプレイしたことで、ゲームを通して人格形成に影響が大きく出たなと感じます。
ウチの息子にも自分がハマったゲームをさせてみたらどんな反応するかな。
一緒にプレイできるゲームやったら喜ぶかな。
お父さんはRPGが好きだけど、違うジャンルの方が好きになるかな……と息子が触れていくものがどんなものになるか。楽しみが止まりませんね。

まとめ

勿論ゲームに限ったことではなく、子供と一緒に何かをやっていきたいと考えています。ゲームだけでなく一緒に勉強したり、スポーツしたり、映画行ったりなんだり。あとテレビゲームじゃなくてもボドゲや謎解きゲームとかも一緒に楽しめないかなぁと思っています。
正直遊んでくれるのは10年そこそこでしょう。中学生になったら友達優先でほとんど遊んでくれないかなと思います。

ちなみに関わり方の1案としては、あえて逆に『ゲームとかやらない堅物なお父さん』を息子の前では演じようと考えています。逆にね。

 

例えば息子がある日モンハンをやってて「勝てない、勝てない……!」と嘆くとしましょう。
母親が「お父さんに手伝ってもらったら?」と言えば息子が「はぁ?お父さんゲームやらないじゃん!」なんてことになりましょう。

どれどれと俺がゲームを持ってきて息子と一緒にプレイ。
「え、お父さんゲーム持ってたの?って、一気にモンスター倒しちゃったよ!スゲー!!」と尊敬の眼差しで見つめる息子に、まぁかつてはハンターだったからね……とイキる俺。

……という妄想を企ててるんだけど、どうかなぁ?と嫁に話すも、
「まずこんな見えるところにゲームが散らばってたら、ゲームやる人ってバレるよ。さっさと片付けて」の冷たい一言をいただきました。。。