RPG好きのゲームブログ

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パラノマサイト ファーストインプレッション【ネタバレなし】

【ゲーム概要】


ネタバレ無しで書くため公式サイトに書かれている範囲のみで下記を記載。

・呪いの力を受けた9人の男女が七不思議に隠された蘇りの秘術を巡ってそれぞれの想いをぶつけ合う群像ホラーミステリーADV。

・昭和の墨田区を舞台に本所七不思議を巡る物語。


【ファーストインプレッション】

まず実在する都市伝説の本所七不思議の場所自体が亀戸ー錦糸町辺りが舞台となっています。

実在する都市伝説のため、ここもネタバレじゃないですね!

・おいてけ堀
・送り提灯
・送り拍子木
・燈無蕎麦
・足洗邸
・片葉の葦
・落葉なき椎
・馬鹿囃子
津軽の太鼓

 

それぞれはぜひ調べて頂ければと思うのですが、どれも「怖くねーじゃん」「七不思議なのに9個あるの?」「オチがタヌキになってるのが2個あるじゃん。センスねー」と皆さん思われるかと思います。ここに関してはゲームではなく実在する都市伝説ですので(笑)

江戸時代から伝わる人の噂などを介して、口伝などが繰り返される事で本来の意図とは変わって伝えられてるのでは?と作中のキャラでも言及があります。この設定自体が非常に面白いです。

例えば墨田区役所のHPにも本所七不思議にて載ってますがHPでは七不思議のため7つしか載ってなかったり、話も省略されてしまってます。

 

1148:本所七不思議について知りたい。 墨田区公式ウェブサイト

 

現実にもこういったように追加したり不足したりしながら伝えられていることで都市伝説の内容が変容していき、今の形に収まったのではないでしょうか。
この部分を上手く使って話の本筋に組み込んだのは非常に面白いなと感じました。

また実際に呪いを受けると各呪いの真相(これはゲーム独自の部分)は出るものの、各呪いに対する解釈や呪いの条件などは元ネタからプレイヤーが推測して、「敵の呪い攻撃はこれで回避出来るのでは!?」と推理する部分も面白いです。

実際にプレイ開始して序盤で「ん?」と違和感を感じた部分があり、プレイ開始して1時間で「この呪いはなんだ?どの七不思議だ?これか!?」「これどうしたら防げるんだ?……あ、まさか!」と解けた時は最高に面白かったです。
この1つの呪いだけでこのゲーム買う価値あり。むしろ序盤のタイトル出る部分まで体験版出せばいいのにとすら思いました。

ちなみに呪いを受けると強い殺意を抱くようになり、殺すことへの躊躇がなくなっていきます。

「群像」と公式サイトにあるように『街』や『428』のようにキャラを切り替えて物語を追っていくので最初のキャラクターをやっている内から「このキャラクターを使うことになったら、この呪いを元に戦わなければなんだよなぁ……。どうやって呪い殺そうか」と、プレイヤーが呪いの力に魅入られていってます(笑)
プレイヤー自身が呪いの力で殺すことへの躊躇をなくしていっていきます。

 

殺せ。さぁ殺せ。呪い殺せ!

 

 

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クリアレビューはこちら

 

baykersan.hatenadiary.jp