プレイ時間:約75時間。
春日はレベル52、桐生は54でクリアーしました。
クリア後も好きに探索など出来ますが、とりあえずストーリーをクリアしましたのでクリアレビューです。
不満点としてはメインストーリーが微妙だったくらいで、あとは7よりもブラッシュアップされてる部分がありゲームとしては非常に楽しめました!
【良かったところ】
・ダブル主人公(2パーティ制)で面白かった
RPGって仲間増えてくと使わないキャラが増える。
今回パッケージ見た感じで10人仲間になる。4人パーティだしなぁ〜どうしよっかな〜と考えていたところ、春日パーティと桐生パーティで2パーティ育てる形になったので使うキャラが増えて良かった。8人はそこそこ満足して育成出来た感じです!
(趙とハンジュンギは加入が遅くて結局控えだったけど)
特に前作は春日は固定なので残り3人を入れ替え入れ替えしながら育てる形だったので、今作は色んなキャラに戦う場が設けられてて良かったです!
・戦闘が前作よりも面白くなった
コマンド選択の時に移動が出来るようになった。
これ一点だけで、バックアタックや連携を取る位置取り。
敵との方向で吹っ飛ばしをして敵同士をぶつけたり(一部フィールドでは車に轢かせることも出来るし、サメがいる海の上でのボス戦ではサメの追加攻撃を与えることも可能)。
他にも回復や攻撃の範囲の調整したり。
などなど、移動1つで前作の戦闘をブラッシュアップしたのが素晴らしいです!
・豊富な寄り道要素で時間がいくらあっても足りない
相変わらずミニゲーム関連やサブストーリーの充実度が凄い。
今作はそれに加えてスジモンバトル、ドンドコ島、エンディングノート関連があったりと最高!
エンディングノートはほぼ春日のサブストーリーくらいのボリューム程度だとしても、スジモンバトルとドンドコ島は正直DS並のゲームボリュームがあるし、プレイし出すとやれる事の多さに楽しくなってしまう。
(そしてクリアまでやれば武器やら技やらとクリア報酬が美味しい)
もう寄り道ばっかりしてると本当にゲームが終わらない!でも楽しいから寄り道ばっかしちゃう……!の連続でした。
個人的には(ほぼ)クレイジータクシーが遊べただけで満足です!
【悪かったところ】
・全体のストーリーとしては7の方が個人的には面白かったです
8は序盤こそ展開の引きや、これからどうなってくるんだろう?とワクワクしてきたものの、後半に失速。
特に春日側のストーリーはラニを取り返すために情報に振り回されてただけで「まだやってんの?」感が強かった。
大筋は怪しいやつが、そのまま悪者だっただけで。
初期登場からこいつ怪しいな〜と思ってたキャラ達がいて、いつ悪事を暴露するかなぁと思ってたところ「全員グルでしたー!」と言われただけで。
そこバラした辺りがピークでそこから特にストーリーに驚きはなく。
加えてハワイの教祖のブライトも最後まで『謎の男』『恐怖の対象』感出しつつも、ただの成功したマフィアの1人というだけで呆気なくて驚きも何もなく。
春日に打ち明けた秘密が、「各国の政府が私のケツモチだ」くらいなものですかね?
せめて『何歳なんだ、この人』みたいな描写があったから、てっきりその辺の深掘りあるかと思ったらメインストーリー上は特になく。
いまいちブライトのやりたい事が読めず。
・なぜラニを生け取りにしてネレ島に連れてくる命令にしたのか?
・ネレ島の廃棄ビジネスが仮にあと数年で頓挫するとすれば、結局パレカナの悪事が遅からずバレるのと一緒では?
・あと数年程度で自分の寿命もなくなる程度で上記がバレてパレカナが崩壊してもいいのであれば、ラニさえ殺せばあとは放っておけば良かったのでは?数年を悠々自適に過ごすだけでいいのでは?
と、ブライトの真意が掴めないままでしたね。
せめて「実は吸血鬼なんじゃー!」「実はクローン人間なんじゃー!」と言われた方が驚きはあったのですが、なんかインパクト弱い。
上記だと現実感ないのですが、引っ張った割にはなんかショボい……という感じですね。
ストーリーよりも驚いたのは通常あり得ないサイズのサメとイカがボスモンスターとして出てきた時ですね。
あそこだけB級モンスター映画みたいな感じになってました(笑)
・ハンジュンギと趙の加入の遅さ
単純なレベルだけでなく、絆レベルで戦闘中の連携やジョブチェンジの選べる条件。絆技の継承に関わってくるため、加入が遅いと一からやらないといけないのが手間でした。
特に加入時点で4人パーティとしてバランス良く育成してしまっていますし、強制的に出撃させるイベントもないのでわざわざ育てる必要もない。
せめて強制的に出撃させるシーン・イベントがあれば多少は育てたのですが。
ぶっちゃけいてもいなくてもストーリー上も問題なさそうなのが悲しいところ。。。
絆イベントは見ると楽しいですけどね!
ハンジュンギが組織の愚痴言ってたり、趙も中華屋で悪質ブロガーに手を焼いてたり(笑)
せめて中盤くらいで仲間になって、既存パーティの誰かが抜ける→穴埋めに強制的に出撃させるから、いくらか育てなきゃ!というポジションは欲しかったですね。
【まとめ】
ゲーム全体としては今作も非常に楽しめました!
ただストーリーだけがやはり、、、というかんじですね。
前作は春日一番の半生。
荒川真澄が敵なのか味方なのかヤキモキしながらのストーリー展開、そして極道の大解散。
それに関わってくる伝説の極道達とのボス戦や、まさかのタイミングで前作主人公が関わってきたり。
そしてどん底を経験した春日が仲間達の絆を紡いで這い上がっていく、文句なしのストーリーでした!
今作は主人公を交代させたのに……という点では微妙。
ダブル主人公で2パーティ制はRPGとしては非常に好きなのですが、春日側のストーリーは正直前作に比べると微妙。
ダブル主人公とはいえストーリー的には桐生さんが7、春日が3くらいの割合で桐生さんの方が主人公感が強かったですね。
プレイしていると、主人公交代させたのに結局桐生さんが主人公じゃん!と感じる場面がチラホラ。
前作は主人公交代。
今作は龍が如くの集大成。というのが1番かもしれません。
ただゲーム単体としてストーリーを楽しむのであれば今作のみでは微妙。
せめて7は最低限プレイするべきですし、出来れば1と2くらいはプレイしてないと楽しめないのでは……という感じですね。
見ようによっては「今回、春日必要だった?」感も否めなくはないですね。当初の産みの母親探しも、引っ張った割にはあっさり目ですし。
不満点はメインストーリーのみ。
それ以外は非常に楽しめた作品!として、賛否両論ありそうな感じですね……!
私も長々とメインストーリーに文句つけてますが、70時間以上遊んでますからね。楽しんでる証拠です!
龍が如く好きの方は桐生を見にくる形でプレイしてもいいですし、あまり龍が如くを知らない方もスジモンバトルやドンドコ島でメインストーリーに関わらないところで楽しめるはずなのでオススメです!!